50000ヒット記念
復刻(笑)エセポエマーうさこの巻


習作 @
『愛しき想いを風に託して』



愛しき想いを風に託して
君がもとへと届かんことを願いて
また、君に気付かれぬことを望みて
君の傍らを吹き抜ける一陣の風に全てを託して

君が俯くその一瞬の間に
君の気持ちがふと逸れる、その束の間の時間に
君の頬を掠めるように吹き抜ける風にのせて
我想いが、やがて空に舞い、大気に希釈されゆくさまを
誰あろう君の傍らで見上げる我が身の幸福と不幸

何人(なんぴと)たりとも踏み入れることがかなわぬ我と君の間に
吹き抜ける一陣の風に全てを託して
我、ひたすらに君を想わん
この想いが君に気付かれぬことを願いて
また君が吹き抜ける風の音を聞かんと耳を澄ませることを望みて


その横顔に一筋の陰りをも見出せぬことにただひたすら安堵し
君の眼差しに僅かにも疑惑の色が泌まぬことにのみ普請し
それでも一瞬たりとて君より離れることがかなわぬ己が心を持て余し

我、今日も君の傍らへとこの身体を運ばん

愛しき想いを風に託して
熱き身体をその風に晒して

君の静なる日常を
ただひたすらに眺める幸福に浸らん

何より愛しき君の傍らにたたずみて
習作A

『名残の笑み』



君が頬に浮かぶ微笑の名残に
我が胸は悪戯に高まれり

己が耳に響きしこの鼓動の音が
君のもとへ届かぬことを祈りて

自ら定めし禁忌を破りて
己が手が君の頬へと伸びゆくを制して

噛み締めたる我が口唇に血の滲みしを
君の黒き瞳が捉えぬことを願いて

ただひたすらに君が微笑みの名残を
その頬に見出さんとする純情

我が胸に微かに残る清廉な想いを
悪戯にかき乱す君が微笑みの名残よ





習作B
『失いしもの』



君への想いを耐え切れずに告げてしまったあの夜
君の頬に伝わった涙を見て
僕は哀しみが君にそれを流させたのだと思った
そう言うと君は首を横に振り
泣けるほどに嬉しかったのだと微笑った

僕らの新しい関係はこうしてぎこちなくもはじまったのだけれど
僕は時折あのときの君の涙に想いを馳せる

僕は、そして君は、互いに愛しき人を得た。
同時に僕は、そして君は、何よりかけがえのない心の友を失ってしまった

今まで君と共に過ごしてた日々は欺瞞に満ちたものにその姿を変え
僕たちはただひたすら前を向いて歩いていかなければならなくなった

君は悔いてはいないだろうか

失って初めてその大切さに気付くのはあまりにも愚かではあるけれど
君の流した涙の意味にこれ程までに捕らわれてしまっている僕は
もしかしたら心の何処かで悔いているのかもしれない

あのとき、思い留まれなかった自分を
この想いを告げてしまったあの日を
君に涙を流させてしまったあの夜を

二度と引き返せぬ処に、僕を、そして君を追いこんでしまったあの言葉を

こうして君をこの腕に抱きながらも
君の髪に顔を埋めそのぬくもりをこの手に感じながらも

何時の間にか僕はあの日の君の涙を想う

君は悔いてはいないだろうか

僕のように去りし日に想いを馳せることはないのだろうか

君の心に悔いのないことだけを
僕は祈り続ける

懐旧の思いに敢えて背を向け
僕はそれだけを祈り続ける

愛しき君をこの腕に抱きながら
失いし君との友情への惜別の想いを捨てきれずにいる
この心の矛盾を持て余しながらも

僕はそれだけを祈り続ける






かつてラブラブbbsに掲載した、エセポエマーうさこの習作を
50000ヒット記念に復刻してみました。
…いや〜(汗)、当時もヒドイと思ったけど、
改めて読み返すとやっぱりヒドイですねえ(汗)

ポエマーの皆さんを心底尊敬してしまいます。
きっとこの先、詩だけは書かないような気がしますわ(汗)。

50000ヒット、本当にどうも有難うございましたvv
そのうちちゃんとしたものを記念ブツとしてupしますね(汗)